直線上に配置

湖東三山の紅葉
金剛輪寺
(近江西国第十五番霊所) (湖国十一面観音第十一番霊場)

琵琶湖の周辺(20b)(平成15年11月22〜23日撮影


金剛輪寺:
天台宗・(松峰山しょうぶさん)金剛輪寺は,聖武天皇の祈祷(きとう)寺として,僧・行基が天平13年(741年)に開山したところで,それ以来,祈祷寺として栄えてきました。また,本尊の観世音菩薩は行基作といわれています。↓へ
参道 明寿院の庭園内
        この寺院にゆかりのある事柄としては,源義経の対義仲討伐への祈祷や二度にわたる元寇
        (文永,弘安の役)での大祈祷などがあります。後者は結果的に戦勝がもたらされ,
        本堂の建立に至りました(鎌倉時代)。これが現存の本堂で,国宝となっています。
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参道から離れ所々に群在する千体地蔵 山門(両側に仁王像あり)
            本堂の外には,血染めの紅葉とよばれる深紅のモミジが有ります。この「血染めの
     紅葉」
は,奈良時代,僧・行基が本尊の観世音菩薩を一刀三礼,拝みながら掘り進んだところ,
     木肌から一筋の血が流れ落ち,その時点で観世音に魂が宿ったとして,荒堀りのまま安置された
     との伝えにちなんだものだそうです。
               
      本堂(国宝)と
血染めの紅葉
   
   
  同上     
           
   
       
      三重の塔(国宝)     
   
       
      今回は,11月30日まで,日本最古という「大黒天(大黒様)が特別展示されていました。通常,
     大黒天というと,ふくよかな笑顔と体型,富の象徴ですが,ここに安置されているのは,甲冑をつけ,
     剣を持ち,恐い形相でにらんでいるものです。それというのも,もともと
大黒天はヒンズー教の破壊の
     神様で, 戦闘を司る神様なのだそうです。(大黒天御真言:オンマカキャラヤソワカ)


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