直線上に配置

湖東三山の紅葉
百済寺
(近江西国第十六番霊所)(湖国十一面観音第十二番霊場)

琵琶湖の周辺(20a)(平成15年11月22〜23日撮影

 滋賀県東部には鈴鹿山脈の西側に沿って,永源寺や,いわゆる湖東三山とよばれる百済寺(ひゃくさいじ)金剛輪寺(こんごうりんじ)西明寺(さいみょうじ)があります。これらは,比較的近い場所にあり,紅葉がきれいなので,例年たくさんの人々が訪れます。

湖東三山のうち,百済寺は愛東町,金剛輪寺は秦荘町,西明寺は多賀町にあり,国道307号線に沿って並んでいます。

 
また,西明寺のすぐ北には,多賀大社もあります。

百済寺:
 天台宗・(釈迦山しゃかざん)百済寺は近江最古の寺院の一つで,推古天皇の時代(590年)に,聖徳太子により創建されました。
 当時のご本尊は,太子御自作の「植木の観音」で,本堂は朝鮮・百済の「龍雲寺」を模して建てられ,僧も百済から呼んでいたようです。
へ)

喜見院と庭園入口の様子 喜見院の庭園 喜見院の庭園2
     ↓↓(拡大)    
      

      平安京に遷都され,比叡山に天台宗が開かれると,この寺院も天台宗の寺院として名称も
      現在の「ひゃくさいじ」となり,その後鎌倉時代から室町時代にかけては規模も拡大され,

      東の小叡山
などと称されたようです。↓へ

喜見院の庭園3 山門(両側に仁王像あり) 本堂
     
      
百済寺は,織田信長の「百済寺焼き討ち」にもあい,明応7年(1498年)の本堂の一部焼失も
      含めて,たびたびの出火と再建を繰り返しています。本格的な修復は江戸時代になってからの
      ようです。

 
     本堂内では,ご本尊の秘仏・十一面観世音菩薩の横で,閻魔大王が見張っていました。

参道横にて (紅)閻魔大王 (白)閻魔大王



トップ アイコントップページへ戻る                  前のページへ金剛輪寺のページへ