直線上に配置

霊仙山の福寿草
(琵琶湖の周辺(55))
(平成21年11月21日撮影
                                         <音声あり>
                        
                                               

伊吹山南部(滋賀県東部)にある霊仙山(りょうぜんやま)の福寿草を見てきました。
霊仙山は1,084mあり,滋賀県でも高い方です。
福寿草は,山頂近くの岩影に健気に群生していました。
また
雪割草も見られました。
登山の後は数日間筋肉痛で,日頃の運動不足を痛感しました。(^^;;

 
霊仙山に登るには:
醒ヶ井側からと河内風穴側からの2経路がありますが,今回は河内風穴側からでした。河内風穴入口前で道路を左に折れて,車で少し登ると落合集落(廃村)。そこに車を置き,歩いて登りました。
今回のメンバーです。 元気に出発。(8:30頃) ウグイスの鳴声を聞きながら
登ります。
目指すはあの山(西南尾根) 「西南稜」とあります。 上からだとゆるやかに見えますが・・・




拡大
登山中の人々が見えます。
(この山には他府県からも多くの登山者が訪れます。)
あの頂上まで?
(西南尾根)
一部はかなりの急傾斜です。(70歳以上?のおばあさんもおられました(下から4番目)。) (ガイド役の松本さん)

西南稜(近江展望台)まで登ると,石灰岩が露出したカルスト地形が拡がっていました。
伊吹山から霊仙山にかけての一帯は近江カルストと呼ばれ,その昔,海の真ん中(赤道付近)の珊瑚礁だった地域で,ユーラシア大陸の方に移動・隆起して,日本という島ができたようです(伊吹山では貝の化石が採取できます)。
そのため,霊仙山の頂上付近には秋吉台のような地形が拡がっており,山のふもとには,いざめの清水(霊仙山の伏流水)」や
河内風穴(鍾乳洞)」が出来ています。

近江展望台」の標識がありました。霊仙山の頂上は,尾根伝いにもう少し行く必要があります。
浸食された石灰岩。この間を鹿が行き来しているようです
(まだ新しい糞がありました。)(^^)
遠くに琵琶湖が見えるのですが。。。 しばし休憩しました。(時刻:11:00頃) 石灰岩の浸食によるくぼみが
できています。
      
福寿草の群生が見られました。
福寿草
は石灰岩の散在する陽当たりの良い岩影のあちこちに群生していました。

理由は不明ですが,福寿草は石灰岩地域に好んで自生するようです。


石灰岩の割れ目に見られた可憐な雪割草(スハマ草)。
スミレ?も咲いていました。

廃村跡がありました。
登山道途中には廃村があり,福寿草と,残された梅の花がひっそりと咲いていました。
ここは「今畑集落」の跡で,江戸時代からの村だそうですが,すでに20年以上前に廃村になっているようです。土蔵やお寺,かまどの跡が生々しく残っていました。
土蔵も残っていました。 福寿草と梅。 この建物は,以前お寺だったようです。

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